「支えられている」は高く、「認められている」は低い

2025年の調査で初めて聞かれた人生の充実感(エウダイモニア)の指標では、「人々に支えられている」だけが生活満足度を上回り、他の4指標は下回りました。

2025年の調査では、人生の充実感(エウダイモニア)に関する質問が初めて設定されました。エウダイモニアとは、快・不快とは別の、人生における意義や目的意識を指す言葉です。

聞かれたのは5つで、「充実した人生を送れていると思う」「周囲の人々に認められていると感じる」「自分は周囲や社会の役に立っていると思う」「人と違うことを言っても受け止めてもらえる」「自分の人生が様々な人々に支えられていると感じる」。いずれも0〜10点です。

結果は分かれました。生活満足度より高かったのは「支えられていると感じる」だけ(男性5.88点・女性6.27点)で、残る4つはいずれも生活満足度(男性5.68点・女性5.91点)を下回っています。

とくに低いのが「役に立っていると思う」(男性5.03点・女性4.99点)と「人と違うことを言っても受け止めてもらえる」(男性5.01点・女性4.99点)で、この2つは男女差もほとんどありません

つまり多くの人が、支えられている実感はある一方で、認められている・役に立っている・意見を受け止めてもらえるという実感は薄い、という形になっています。

人生の充実感・社会との信頼関係に関する指標(2025年)
指標男性 / 女性
生活満足度5.68 / 5.91
充実した人生を送れていると思う5.41 / 5.68
周囲の人々に認められていると感じる5.08 / 5.26
自分は周囲や社会の役に立っていると思う5.03 / 4.99
人と違うことを言っても受け止めてもらえる5.01 / 4.99
自分の人生が様々な人々に支えられていると感じる5.88 / 6.27

図表3-1より。0〜10点の自己評価。

この数字の使い道

「自分は誰の役にも立っていない気がする」という感覚は、平均のほうがそちら側にあります。自分の状態を測るときの基準として知っておくと役に立ちます。

出典: 内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025」(2025年9月)

自分の点数を、この平均と並べてみる

調査とまったく同じ聞き方で15問に答えると、全国平均と世界平均の隣に 自分を置けます。13分野の伸びしろも、内閣府の重回帰分析の係数を使って 効き目の大きい順に出ます。

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