幸福度は年齢とともにU字を描く——中年で底を打ち、そこから上がっていく——という話を聞いたことがあるかもしれません。日本の公的調査でも、年齢階層で区切ると同じ形が出ています。
2025年3月の調査では、39歳以下が5.78点、40〜64歳が5.5点、65歳以上が6.51点。ミドル層が最も低く、高齢層が最も高いという並びで、これは調査開始の2019年からほぼ変わっていません。
もうひとつ興味深いのが、同じ調査で聞いている「5年前を振り返った満足度」「5年後の予想満足度」です。全体では過去5.51点 → 現在5.79点 → 5年後5.8点で、過去より現在のほうが高く評価されています。
年齢別に見ると違いがはっきりします。39歳以下は過去5.33点 → 現在5.78点 → 5年後5.95点と、先のほうが高いと見ています。一方で65歳以上は過去6.47点 → 現在6.51点 → 5年後6.04点で、5年後の予想だけが下がります。
ただし、これは同じ人を何十年も追いかけた結果ではなく、ある時点で各年代に聞いた結果です。年齢のせいなのか、世代のせいなのかまでは、この調査だけでは分かりません。