行きつけの場所がある人は「生活の楽しさ」が約1点高い

家庭でも職場・学校でもない第三の居場所を持つ人と持たない人で、「生活の楽しさ・面白さ」の満足度に0.56〜1.00点の差がありました。持っている人は5割前後です。

2025年の調査で新しく加わった質問がサードプレイスです。家庭でも職場・学校でもない、自由に交流したりくつろいだりできる第三の場所を持っているか、という問いです。カフェ、図書館、居酒屋、サウナ・温泉、ジム、映画館、公園、部活・サークル、通っている教室などが選択肢に並んでいます。

持っている人の割合は男女・年代を通じて43〜53%で、おおむね半々でした。最も高いのは39歳以下の男性(53%)、最も低いのは40〜64歳の男性(43%)です。

注目したいのは、有無で分けたときの「生活の楽しさ・面白さ」の満足度です。すべての性別・年代で、ある人のほうが高く出ています。差がいちばん大きいのは39歳以下の男性で、6.14点に対して5.14点、ちょうど1.00点の差です。40〜64歳の女性でも6.02点と5.11点で0.91点、40〜64歳の男性でも0.87点の差がありました。

この「生活の楽しさ・面白さ」こそ、重回帰分析で生活満足度への効き方が13分野中1位(係数0.399)だった分野です。つまりサードプレイスの有無は、最も効く分野の点数と関係が深いことになります。

ただし、この調査が示しているのは関連であって因果ではありません。行きつけの場所ができたから楽しくなったのか、もともと楽しく過ごしている人がそういう場所を持ちやすいのか、この数字だけでは決められません。

サードプレイスの有無別「生活の楽しさ・面白さ」満足度
属性ある / ない
男性・39歳以下6.14 / 5.14
男性・40〜64歳5.73 / 4.86
男性・65歳以上6.52 / 5.96
女性・39歳以下6.21 / 5.35
女性・40〜64歳6.02 / 5.11
女性・65歳以上6.74 / 5.91

図表5-4より。差があることは示されていますが、どちらが原因かは示されていません。

この数字の使い道

新しい趣味を探すより、すでに行ったことがある場所を「行きつけ」に変えるほうが早く済みます。選択肢に並んでいるのは、どれも特別な場所ではありません。

出典: 内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025」(2025年9月)

自分の点数を、この平均と並べてみる

調査とまったく同じ聞き方で15問に答えると、全国平均と世界平均の隣に 自分を置けます。13分野の伸びしろも、内閣府の重回帰分析の係数を使って 効き目の大きい順に出ます。

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